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-(TOBIRAタンパー) 特徴1 -
タンパーとタンピングの基礎知識
1.サイズの解説と選び方 (1)サイズ選びの基本 タンパー選びにおいて一番重要なのは台座の直径です。台座がフィルターより小さすぎると周辺部のタンピングがうまくできず、均一なタンピングが難しくなります。台座がフィルターより大きいのは論外ですが、余りにもサイズがギリギリ過ぎると、ちょっとしたはずみでフィルターの内壁をこすってしまいます。 一般的には「フィルター内径よりも1〜2mm小さめ」と言われます。実際にはジャストフィットのサイズを好む人も少し小さめのサイズを好む人もいるようですが、2mm小さめというのは小さすぎるように思います。周縁部の粉が圧縮されずに残ってしまうからです。しかし、実際にタンパーを購入する際には、以下に述べるような不確定要因があるのが難しいところです。 (2)フィルターの形状に伴う問題 特に業務用マシンの場合、機種によってはお椀状にフィルターの内壁が傾斜しており、開口部(上端)の直径よりも底面の直径の方が小さい場合があります。この場合、開口部の直径を基準にタンパーを選ぶと大き過ぎ、底面の直径を基準にタンパーを選ぶと小さ過ぎるという困ったことになります。実際のタンピングの際にはフィルターにコーヒー粉が入っているので、タンパーが底面に接することはありません。したがって、タンパーのサイズも底面よりは開口部の直径を基準にして少し小さめのものにすればよいのですが、それを1mm小さめでよいのか2mm小さめにするのか、あるいはもっと余裕が必要なのかは、フィルターの形状と、そのフィルターにどこ位まで粉を詰めるかによって変わります。
確実なのは、実際に適量の粉で適度なタンピングを行い、タンピング後の圧縮面の直径を測ることです。内壁の傾斜が大きなフィルターの場合、強めにタンピングする場合のことも考えて実測値より1mm小さめにすると良いでしょう。ただし、手元にタンパーがない場合や購入前の場合には実測ができないのが難点です。下記2.の測り方も参考にしてください。 (3)個々のフィルターやタンパーの精度に伴う問題 もう一つ、マイナーな問題点ですが、市販のタンパーの台座直径が公称サイズと0.1〜0.2mm程度異なることがあります。これがメーカーの製造精度の問題なのか、万一にもフィルターとぶつかることのないようにとの親切心なのかは不明です。しかし、公称サイズより小さなものを見かけたことはありますが公称サイズより大きなものをみかけたことはないので、おそらく親切心なのでしょう。 具体的に言えば、多くの業務用マシンのフィルター内径は58mmであり、タンパーも58mmのものがジャストサイズと言われますが、内壁をこすってしまうという事例はほとんど聞きません。フィルター内径も実際には58mmより0.1〜0.3mm程度大きな場合が多いです。しかし、そうはいっても、通販で購入する場合、想定していたのと微妙にサイズ感覚が異なる可能性は常に存在しています。 (4)フィルターの形状に伴う問題 どのメーカーのマシンにはどのサイズのタンパーが適しているかは一概には言えません。同じメーカーのマシンでも機種によってフィルターのサイズが異なる場合もあります。パヴォーニのレバーピストン式マシンのように、機種名や外見は同じでも製造年によりフィルターのサイズが異なる場合もあります。マシンのメーカーと適合タンパーサイズの一覧表を掲載しているウェブサイトもありますし、このページでも下記3.に目安を掲げておきますが、これらはあくまでも目安であり、最終的には自己責任でサイズを決定する必要があります。 タンパーの購入に際しては、自分が使っているフィルターを店頭に持参して実際にタンパーをあててみるのが一番良いのですが、残念ながら、現在の日本では複数のサイズのタンパーを店頭にならべている店はほとんどなく、通販か取り寄せになるのが現状です。そこで無難に1〜2mm小さめのタンパーを選んでしまう人も少なくありません。しかし、小さすぎるサイズにしてしまうと、わざわざ購入する意味が薄れてしまうので、慎重に検討してください。 2.自分でサイズを測るには 自分の使っているエスプレッソマシンに適合するタンパーのサイズを知るには、実際にフィルターの内径を測定してみるのが基本です。上記1.の留意事項も踏まえた上で、実際に測定する際には下記も参考にしてください。 (1)ノギスを使ってフィルターの内径を測定する方法 ノギスを持っている人や、これを機会に購入する意志のある人は、定規よりもノギスを使った方が精確にフィルターの内径を測定することができます。内径を計る場合、直径(ノギスが最大に開く位置)で測定することももちろん重要ですが、それとともに、フィルターのどの部分で内径を測定するか(内壁の上端すなわち外縁部か、あるいは、内壁の下端すなわち底面との接合部か)も重要です。 家庭用マシンのフィルターの多くは円筒形に近い形状をしているので比較的判断が簡単です。底面までタンパーを押しつける訳ではないので、底面の内径に合わせる必要はありません。但し、フィルターがお椀状である場合には、どの部分で内径を測定するかが問題になります。実際に粉を詰めてタンピングした場合の圧縮面の位置がイメージできればその部分の内径を計れば良いですが、これから試行錯誤をしていこうという場合は、フィルターの中央部(五合目)辺りの内径を基準にするか、それよりも1mm小さめにするのが無難です。
(2)簡易測定器具を手作りする方法 ノギスを持っていない人や、ノギスの測定では実感が沸かない人も多いと思います。私もそうでした。そこで、私の考案した簡易測定器具の作り方を紹介します。簡単ですので、タンパーのサイズ選びで悩んでいる方は試してみてください。 準備するもの: ・段ボール紙または厚紙(60mm×60mm程度) ・コンパス ・定規(精確なもの。家庭用の定規の場合二種類あると安心。) ・カッターナイフ 作り方: ・定規でフィルターの大まかな内径を測定する。 ・何ミリのタンパーを試してみたいかを決める。 ・段ボール紙または厚紙に、そのサイズの円を描く。 ・その円の内側に、直径15ミリ程度の小さな円を描く。 (指の細い人は小さめに、指の太い人は大きめに) ・カッターナイフで切り取り、5円玉状の円盤にする。 ・念のため定規で円盤の直径を確認する。 使い方: ・円盤中央の穴に指を差し込む。通常は人差し指。 ・そのまま円盤をフィルター内に挿入し、感触を確かめる。 ・円盤が小さすぎるようであれば、大きなサイズで再挑戦する。 ・円盤が大きすぎるようであれば、小さなサイズで再挑戦する。
この簡易測定器具を使えば、1mm小さめのタンパーや2mm小さめのタンパーでは感触がどのように違うかを指で実感できますし、また、お椀状のフィルターに対しても、何mmのタンパーであればどのくらい深くまでタンピングできるかが指で実感できるので、非常に便利です。 (注1)写真の円盤はアクリル板ですが、実際には厚紙や段ボールで構いません。
3.主要メーカーのサイズの目安 以下では、日本でよくみかける家庭用エスプレッソマシンのフィルター径(タンパーのサイズ)の目安を掲げます。小さめのタンパーが好みの方は、1〜2mm小さめのサイズを選んでください。 ※ これまで説明した通り、フィルターとタンパーのサイズについては不確実な要素もあり、確実な保証は出来かねますので、実際にタンパーを購入する際には、くれぐれも自己責任でサイズを選択してください。
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