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システム情報科学研究院で味覚センサーを開発した著者が語る味覚の話。味覚に関する様々な経験や理論を化学的に検証していきます。
味覚の受容に関する生物化学の理論から「プリンと醤油を混ぜるとウニの味」「キュウリに蜂蜜をかけるとメロンの味」の化学的な検証に到るまで、硬軟取り混ぜた内容が充実しています。レギュラーコーヒーの銘柄比較や缶コーヒーとの味の違いなど、コーヒー関連の話題も豊富です。
この本の主眼は著者が開発した味覚センサーの有用性を提唱することにあるので、その論旨展開についていけないと十分に楽しめません。また初心者向けの分かりやすさを心がけながらも専門的な話が随所に出てくるので「麦茶と砂糖と牛乳を混ぜるとコーヒー牛乳の味」の真偽を知りたい程度の気持で読み始めると苦労します。
日頃から味覚に関心のある人は、身の回りの味覚に関する経験が科学的に説明されることに知的興奮を味わえるでしょう。甘味物質の苦味抑制効果や加熱による牛乳の味覚変化など、コーヒーに関連する味覚の問題に関心のある人には一読をお勧めします。
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