※ このサイトは2005年に更新を停止しています。古い情報も多く、外部リンクも大半は切れていますが、当時の事情を知る資料として残しています。現在の情報源や参考資料としてではなく、2000-2005年当時の記録資料としてご覧ください。


トップ - 違い - 誤解 - 出逢うには - 書籍 - ウェブサイト - 歴史物語 - エッセイ - ラウンジ - 世論調査 - このサイト

日本のエスプレッソ関連書籍

書籍トップ - 話題の本 - 喫茶・カフェ - 自分で淹れる - イタリア - コーヒー入門 - コーヒー博学 - 文科系 - 理科系 - コーヒービジネス - 食と味覚 - 好奇心 - キーワード


【エスプレッソに関する話題の本は…】
 エスプレッソに関する各ジャンルの書籍の中から特に最近話題になっている書籍をピックアップしました。時間がない方はこのページだけでも目を通してみて下さい。


【エスプレッソ・その味と香り 新版】
エスプレッソ・その味と香り 新版 著者: 国際コーヒー・テイスターズ協会/広瀬幸雄
出版社: いなほ書房/星雲社
ISBN: 4434013718
発行年月: 2001年 09月
本体価格: 1,200 円
 初めての人向け
   娯楽になる
   画像が一杯
  万人受けする
○○●○○
○○○○●
○○○○●
○○●○○
ハマった人向け
教養になる
活字が一杯
独自性が光る

 1994年にイタリアで国際テイスターズ協会という団体が編集した「エスプレッソ・テイスティング」の日本語訳です。訳者は「工学屋の見たコーヒーの世界」の著者です。
 エスプレッソのテイスティング(試飲)方法を中心に、エスプレッソの味わいに影響を及ぼす諸要素について、コーヒー豆の栽培から流通段階、豆の挽き方やエスプレッソ・マシンの種類に至るまで多岐にわたる説明がなされています。コーヒー一般に関する書籍を何冊も読んだことがある人が読んでも、多くの新たな知識が得られるでしょう。
 但し、イタリアの読者を想定して書かれたものを翻訳しているため、日本のエスプレッソ事情の中でエスプレッソ系飲料に親しんだ読者には少し違和感があるかもしれません。また、編者が定義するエスプレッソについての記述が編者のペースで進められていくので、読者がなぜ?と思うはずの箇所で説明がなかったり、読者が余り関心をもたないであろう箇所に多くの記述が費やされているかもしれません。
 それでも、エスプレッソのことを一般の消費者にも分かりやすく説明しようとする編者の意図は伝わってきます。コーヒー一般に関する本の中でエスプレッソの話が1~2ページしか出てこないことに欲求不満の人は、この本を堪能することでしょう。



【おいしい珈琲の事典 自家製エスプレッソから究極のテイストまで】
おいしい珈琲の事典 自家製エスプレッソから究極のテイストまで 著者: 成美堂出版株式会社
出版社: 成美堂出版
ISBN: 4415015840
発行年月: 2001年 12月
本体価格: 1,200 円
 初めての人向け
   娯楽になる
   画像が一杯
  万人受けする
●○○○○
○○●○○
○●○○○
●○○○○
ハマった人向け
教養になる
活字が一杯
独自性が光る

 「生活を楽しむ事典シリーズ」の一冊です。他にも「紅茶」「中国茶」「カクテル」「チーズ」「ハーブ」などがあります。コーヒーに関する本書は、バッハコーヒーグループの田口護さんが監修・指導しています。
 豊富な写真や図表を交えながら、コーヒーのいれかた、コーヒー豆の知識、コーヒードリンク、コーヒーにあうお菓子から雑学に至るまで、初心者にも分かりやすく、見ているだけで楽しくなる一冊です。
 導入部分に最近のエスプレッソの流行に関する記述があり、コーヒーのいれかたの中でエスプレッソについても言及がありますが、そのページ数は決して多くはありません。一瞬、コーヒー一般に関する書籍に「自家製エスプレッソから…」というサブタイトルをつけて、最近増えてきたエスプレッソのファンを取り込もうとする戦略に釣られただけかと思ってしまいました。
 しかし、エスプレッソを楽しむにはコーヒー一般の知識が不可欠であり、コーヒーを飲む習慣のないままエスプレッソが好きになった人にこそ、こういうコーヒー一般に関する入門書が必要です。見た目が楽しいだけでなく内容的にも充実しており、はじめての人はもちろん、道具や器に凝る人や自家焙煎に関心がある人も本書には満足するでしょう。



【バリスタ教本】
バリスタ教本 著者: 「カフェ&レストラン」編集部
出版社: 旭屋出版
ISBN: 4751103288
発行年月: 2002年 08月
本体価格: 1,600円
 初めての人向け
   娯楽になる
   画像が一杯
  万人受けする
○○○○●
○○○●○
○○●○○
○●○○○
ハマった人向け
教養になる
活字が一杯
独自性が光る

 文字通り、バリスタになりたい人のための入門書。「スターバックス・コーヒー」「タリーズコーヒー」「シアトルズ・ベスト・コーヒー」「セガフレード・ザネッティ」といったチェーン店や「DOUBLE TALL Cafe」「バール・デル・ソーレ」といった有名カフェの協力を得て、バリスタに必要な知識と技術が網羅されています。
 バリスタの技術や各企業でのトレーニング方法のみならず、仕事の流れや接客サービス、身だしなみや心構え、マシンのクリーニングにまで言及されています。単に美味しい飲料を出すのみならず、バリスタに求められる全人的な教養が紹介されているのには好感が持てます。最近関心を集めているデザイン・カプチーノについても詳しく紹介されています。
 豊富な写真や図表をまじえながら、基本的に白黒印刷なのが残念ですが、バリスタ志望の学生にも手が届く値段に抑えるための出版社の配慮なのでしょう(これがフルカラーだったら価格は倍近くなるはず)。
 バリスタになりたい人はもちろん、喫茶・カフェ業界で働きたい人には是非お勧めします。もっぱらお店で飲む立場の人も、これを読めばお店に立ち寄るのが何倍も楽しくなるでしょう。



【スターバックス・マニアックス】
スターバックス・マニアックス 著者: 小石原はるか
出版社: 小学館 小学館文庫
ISBN: 4094177213
発行年月: 2001年 07月
本体価格: 657円
 初めての人向け
   娯楽になる
   画像が一杯
  万人受けする
○○○●○
○●○○○
○●○○○
○○○●○
ハマった人向け
教養になる
活字が一杯
独自性が光る

 凝り性の著者がスターバックスの魅力にどっぷりハマって書き下ろした「世界初のスタバファンブック」。スターバックスをとことん楽しむための手引きです。文庫本なので手軽に楽しめます。
 メニューとレシピの紹介から自分だけのオーダーを楽しむコツ、日米のトップやスタッフへのインタビュー、店員研修の潜入レポートやレア物グッズに至るまで、これでもかと言わんばかりにマニアックなネタが満載です。
 スターバックスのファンはエスプレッソのファンである以前にスターバックスのファンであるのかもしれません。「コーヒーはドリップに始まりドリップに終わる」という人や、スタバだらけになった都心部の光景に抵抗を感じる人は、この本の熱気にはついていけないかもしれません。
 しかし、ここまで細かい点にまでこだわるファンが多数いるのは、スターバックス社が細かい点にまで気を配っていることの反映でもあります。なぜスタバに限ってこんなにマニアックなファンが多いのか、コーヒーがどう違うのか、コーヒー以外がどう違うのか…。もしあなたがスタバのファンでなくても、学ぶべきこと、考えさせられることの多い一冊です。



【すべては一杯のコーヒーから】
すべては一杯のコーヒーから 著者: 松田公太
出版社: 新潮社
ISBN: 4822241130
発行年月: 2002年 05月
本体価格: 1,300円
 初めての人向け
   娯楽になる
   画像が一杯
  万人受けする
○○○●○
○○●○○
○○○○●
○○○●○
ハマった人向け
教養になる
活字が一杯
独自性が光る

 タリーズコーヒージャパン社長の立志伝です。銀行を退職して徒手空拳でタリーズの日本進出を実現させ、現在に至るまでの経緯が語られています。そのような発想と行動力の原点である、帰国子女である著者の生い立ちも詳しく紹介されています。
 米国でエスプレッソに出逢って感激し、これを日本に紹介したいと思った気持ちは、ほぼ同時期に米国でエスプレッソに出逢った私にもよく分かります。しかしそこから、フードビジネスの経験が全くないまま、シアトル中のコーヒーを飲み歩き、気に入ったタリーズの日本進出を社長に直談判し、借金して銀座に出店するという情熱には圧倒されます。この種の本にありがちな成功話の羅列にとどまらず、失敗話や挫折話、裏切られてショックを受けた話も率直に述べられており、匿名とは言えこんなに素直に書いて今後のビジネス上困るのではないかとこちらが心配になるほどです。
 コーヒービジネスに関する著者の思い入れがひしひしと伝わってくる反面、開店二日前にシアトルから指導者を呼んで店員と一緒に抽出の練習をしてほぼ半日でマスターした、という記述をはじめ、エスプレッソという飲み物自体に対する著者の思い入れが余り伝わってこないのは、本書をビジネス本でなくコーヒー本として読む人には物足りないかもしれません。これは、実際に店頭で味わって感じてほしいということなのかもしれません。
 著者は前書きで、一見早過ぎるようにも思えるこの時期の出版について、後年になって書いた際には決して書けないものがあるに違いない、と執筆の動機を語っています。その言葉通り、同業他社の立志伝とは一味違った、血気盛んな溌剌とした一冊に仕上がっています。これまでビジネス本を読んだことのない若い世代のコーヒーファンにも充分楽しめるでしょう。



【ボクが教えるほんとのイタリア】
ボクが教えるほんとのイタリア 著者: アレッサンドロ・ジョヴァンニ・ジェレヴィ
出版社: 新潮社 ラッコブックス
ISBN: 4104511013
発行年月: 2001年 12月
本体価格: 1,100円
 初めての人向け
   娯楽になる
   画像が一杯
  万人受けする
○●○○○
○●○○○
○○○●○
○○○●○
ハマった人向け
教養になる
活字が一杯
独自性が光る

 イタリアで日本文学を学び、日本で博士号を取得した著者の語るイタリアよもやま話。日本で語られることの少ないイタリア人の日常感覚を紹介しています。
 巻末に、東京でエスプレッソの飲める39店舗(及びミラノの1店舗)を5点満点で採点してコメントを添えた「エスプレッソチェック」が掲載されています。
 本編にはエスプレッソとバールにまつわるエピソードが一つずつ出てきますが、他のイタリア本と比べて決して多くはありません。巻末の「エスプレッソチェック」に惹かれて購入した人は、一瞬、出版社の商法に乗せられたのかと不安に思うかもしれません。
 しかし、他人の主観的な採点というものは、その人の価値観や考え方を理解しなければ参考にできません。本編を通して著者の語る「ほんとのイタリア」を理解してはじめて、採点とコメントの真意を理解し楽しむことができます。チェーン店の評価についても日本人が抱きがちな先入観とは異なる評価も多く、著者の考える「ほんとのイタリアのエスプレッソ」が見えてくる気がします。



【シアトル系カフェの人気メニュー 見逃せない新メニューが続々誕生中!】
シアトル系カフェの人気メニュー 見逃せない新メニューが続々誕生中! 出版社: 旭屋出版 旭屋出版mook
ISBN: 4751102974
発行年月: 2002年 02月
本体価格: 1,800円
 初めての人向け
   娯楽になる
   画像が一杯
  万人受けする
●○○○○
○○●○○
●○○○○
○●○○○
ハマった人向け
教養になる
活字が一杯
独自性が光る

 「ラーメン」「すし」「カレー」に始まる「料理と食」シリーズの第43弾。コーヒーものは年を追って流行を追いかけながらこれが第4弾になります。最近流行のシアトル系のカフェとメニューの紹介が満載です。
 既に定評を集めている人気店から最近開店したばかりの注目店まで19店のカフェと、25種類のドリンク、そして10種類のフードが大きな写真とともに詳しく説明されています。グッズの紹介や用語集、バリスタの仕事に関するレポートなど付録的な読み物も充実しています。
 但し、19店のうち17店が首都圏(2店が名古屋)なので、関西及び日本各地の読者は欲求不満になるかもしれません。また各店の人気メニューは命名法も様々で、その店だけのオリジナルメニューも含めて列挙されているので、体系的な知識が身に付くとは限りません。しかしそれをこの本に求めるのは酷でしょう。
 この本は流行のお店とメニューの魅力を存分に楽しむための一冊です。今度の休みにどの店に行くかを考えるもよし、こんな店が自分の街にできるのを楽しみに憧れるもよし、自分のお店に最新のテイストを採り入れる参考にするもよし…。旬のものなので関心のある方はお早めにどうぞ。



【キャラメル・エスプレッソ】
キャラメル・エスプレッソ 著者: 鳥人ヒロミ
出版社: 芳文社 花音コミックス
ISBN: 4832281925
発行年月: 2001年 12月
本体価格: 562円
 初めての人向け
   娯楽になる
   画像が一杯
  万人受けする
○○●○○
●○○○○
●○○○○
○○○○●
ハマった人向け
教養になる
活字が一杯
独自性が光る

 コミック誌「花音」2001年7月号~10月号に掲載された美少年ラブコメディ。
 コーヒーチェーン店でバリスタのバイトをしている主人公は、ある出来事の翌朝、自分が右利きから左利きに変わってしまっていることに愕然とする。秘密の鍵を握る謎の少年の正体は? 双子と自称する左利きの少年と右利きの少年の関係は? 主人公は右利きに戻れるのか?
 ロゴ入りマグカップが左利きの人には無地であるという悲しさは、左手で持ったことのない人には実感できません。社会生活上、様々な不便を強いられている左利きの方の問題は、自身が左利きである著者にとって念願のテーマだったようですが、出版社との関係上、美少年ラブコメという枠組みの中で描かれているため、この系統のストーリーに慣れていない人は少し当惑するかもしれません。
 しかし主人公がバリスタであることがストーリー展開の各所で有効に機能しています。左利きの少年と右利きの少年を描き分ける際にも、左利きの少年が甘党で右利きの少年が苦党であるという設定でメリハリをつけるなど、細かい描写が複雑なストーリーを引き立てています。
 エスプレッソに関する知識が特に深まる訳ではありませんが、先入観に基づく偏った描写もなく、安心して読めます。エスプレッソが日常の風景となりつつあることを喜びつつ、意外な結末を楽しんで下さい。



書籍トップ - 話題の本 - 喫茶・カフェ - 自分で淹れる - イタリア - コーヒー入門 - コーヒー博学 - 文科系 - 理科系 - コーヒービジネス - 食と味覚 - 好奇心 - キーワード


トップ - 違い - 誤解 - 出逢うには - 書籍 - ウェブサイト - 歴史物語 - エッセイ - ラウンジ - 世論調査 - このサイト

Copyright (c) 2000-2005,2013,2024 「エスプレッソの扉」バリスタ  All rights reserved.
バリスタ宛メールはエスプレッソ・ラウンジで受け付けています。